シリーズ [行雲] 私は、歳を重ねるにつれ、雲を眺めることが多くなりました。雲はその日の天候、時間により、刻々とその形を変え、見飽きることがありません。 私は、作品制作の通奏低音として、時を意識することが度々ありますが、人生も晩年に近づくに連れ、過ぎ去ることに、関心が向くように思います。行雲のシリーズも、死へ向かう人間の実存への想いと重なっています。